プランツ
〜ベルケンド〜グランコクマ〜
スキット『ルークとアクゼリュス』
アニス「ルークって、アクゼリュスのこと、どう思ってるんでしょう?」 ジェイド「別になんとも思ってないんじゃないですか?」 アニス「たくさんの人の命を奪っておいて?」 ジェイド「音素砲を撃たせたのはヴァンですよ。勘違いしないことです」 アニス「でも…」 ジェイド「どれほど人に近かろうとも、所詮ルークはプラントです。 彼女にそういったことは理解できません」 アニス「ちゃんと意思疎通も出来るのになあ…」 ジェイド「犬でも飼い主が死ねば悲しむそうですが…まあ、彼女は植物ですから。 全ては有か無か、ですよ」 アニス「有か、無?」 ジェイド「彼女にとって世界とは『大切なもの』と『それ以外』しかないんです。 アッシュと彼を取り巻く人間が有、それ以外が無。無に属するものが死のうが無くなろうが 彼女にとっては始めから『無い』のですから、関心の持ちようが無い」 アニス「それってなんだか…哀しいですね」 ジェイド「人間の定義で測れば、そうなのかもしれませんね」 ***** アクゼリュスのことについて。 ルークは成長しようが大人になろうがプラントである、という根底は変わりません。 この先も自分が多くの人の命を奪ったということについて悩む日が来るかはわかりません。 所詮彼女は人間ではないのですから。 |
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