『楽園』の肖像
〜地核・楽園の終わりと始まり〜
誰かの呼ぶ声が聞こえた。 少年はそれで目を覚ます。 心地よい光に抱かれて。 澄んだ光の海に漂う。 誰かが、呼んでる…? それは気の所為?『そうよ気の所為』 もう、そうじゃなくて。『じゃあ水の音かしら』 誰かの声が聞こえるわけないか。『そうよ、そんなわけ無いわ』 だってここは地核なんだから。『そうよ、ここは楽園なんだもの』 でも、本当は、知ってる。 ずっと泣いてる子がいる。『いいえそれは光の音』 歌が聞こえる。『いいえそれは泡の音』 ほら、また… レィ…ヴァ…ネゥ…クロア…トゥエ…レィ…レィ… ね、歌が聞こえた。 呼ぶ声が、聞こえた。 ほら、呼んでいる… まって!だめ、だめ、いってはだめ!! やめて、やめて! ルークをつれていかないで!! …大丈夫…大丈夫だよ、エリス… 約束したろ?ずっと一緒だって。 …さあ、一緒に行こう…? あの声の、呼ぶ方へ…… そして聖なる焔の光は、再び世界へと産み落とされた。 ***** エルシリーズ。 ヴァンに囚われるの巻。(爆) 「泣いている子」はシンクです。 ルークは地核で眠っている間にローレライと一体化していました。 なのでヴァンの譜歌に目を覚まし、エリスと一体化してヴァンの元へ向かいました。 で、ついでにシンクも拾って融合しちゃいました。 なのでエリスと一体化したために女体化し、更にシンクも取り込んだためにダアト式譜術も使えます。(爆) |
拍手ありがとうございましたvv