サンホラでアビス妄想。

Sound Horizonの「Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜」を聴きながら妄想しちょりました。
まず「Ark」、ヴァンルクでハマると思いませんか。(笑)
ソロルがルークですよモチ。で、歌の後半のフラーテル部分もルーク視点にしてみると妄想爆発ですよ。
思い出まで裏切った冷たい言葉の雨〜♪ということで与えられた「Ark」は勿論ローレライの鍵で御座います。
それでヴァンを後ろからぶっ刺しますよ。(笑)
信じてたその人に裏切られたルーク、逃げ込んだ先は自己犠牲という狂気!
脆弱な心が耐え切れず、あの日、「死ぬしかないんだ」と嘘をついた・・・みたいな?!(落ち着け)
某サイトさんでサクリファイスのアスルクパロの一ページ漫画を見かけて以来、サクリはアスルクにしか聞こえなくなってしまいました。(笑)あのイラは絶品ですよじゅるり。
あのイラスト一枚でえらい妄想が膨らみましたよ。なんかもう話一個書けそうなくらい。
ED後捏造っぽくするなら、ED後、アスルク二人とも生還するものの、ルークは乖離しかかっていたことかなんかが原因で白痴同様に。
で、アッシュはそんなルークを連れてどこかの町でひっそり暮らす。ルークと己の生活費のために魔物退治とかで稼ぐ日々。
世間のレプリカへの反感が強いため、ルークがレプリカだと言うことは伏せ、人目に出さないようにして暮らしていく。
でもある日村人に見つかってしまう。あ、ちなみにルク子ね。女体万歳。再構築する際にきっとおかしな事になったんだよ。
ということでルークの存在が周りにばれるんだけど、性別が違うことからレプリカだってことばバレずにすみ、しかも村の人々が好意的に接してくれ、ずっと一人でルークを隠して守ってきたアッスはちょっと絆されちゃったりして。
で、村の人たちがアッスが魔物退治に出ている間の面倒を見てやるとか言って、心身ともに擦り切れていたアッスはあっさり信用して預けて出て行くんだけど実はアッスがいない間にルク子は男たちの慰み者にされていて女たちはそれに薄々気付いているけど見てみぬ振りで(またはアッスがルク子を男たちに売ったと思ってるか)冷たくて。で、ルク子妊娠発覚。アッスは青天の霹靂ですよ。ハァ?みたいな。
で、まあサクリ姉のように「神の使いだわ!」なんていうタイプじゃないので漸く事の真相に思い至ったアッシュが男たちを切り捨てようとするんだけどねじ伏せられてしまって全部ルク子が悪いって事になって魔女だーってなって火炙りじゃーとなる。ルークはよく分かってない感じで十字架に縛られてぽけっとしながら押さえつけられながらも叫ぶアッスを見下ろしてて火が放たれる。


ここから突如中途半端なSSモードに。(爆)
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「ルーーーーク!!!!」
アッシュが喉を裂かんばかりに声を引き攣らせて叫ぶ。
火が放たれる。
「ルーク!ルーク!!ルーーク!!」
アッシュはまるでその言葉しか知らないように繰り返しその名を叫んだ。抑え付ける力は一向に弱まらない。
ルークがアッシュを見て笑った。

「…ありがとう、アッシュ…」

炎が纏う衣服を舐め、ルークを包み込んでいく。
その微笑すら包み込み、赤いヴェールの向こうで身悶える人影。
悲鳴は聞こえない。
少なくとも、アッシュには聞こえなかった。
ただその眩いヴェールの向こうで奇妙に跳ねる影をただ呆然と見上げていた。
いつ抑え付ける力が消えたのか。
いつ夜が明けたのか。
充血した目を見開き、だらしなく開かれた唇からは不明瞭な音が漏れていた。
それが時折一つの名を紡ぐ事に気付くものは誰もいない。
朝日に照らされる黒い十字架から目を背けるように村人たちは各々の家に閉じこもってしまっていた。

煤けた十字架には誰もいなかった。

彼は見ていた。
夜が明けるより早く、そのヴェールの向こうで音素がふわりと舞い上がり、空へと還っていくのを。

陽が完全に昇った頃、漸く彼は立ち上がった。
よろりと倒れそうになりながら煤けた十字架に縋りつく。
手が、胸が、顔が煤けていく。吐き出す息が小刻みに震えている。
炭と化したそれを手の皮を突き破るほどに強く握り、震える吐息に微かな悲鳴の旋律を乗せ、彼は泣いた。
不意に香ばしい匂いが嗅覚を擽り、アッシュは涙と煤でぐしゃぐしゃの顔を上げた。
パンの焼ける匂いだ。
何てことだ。
夜明けと共に去った村人たちは何事も無かったかのように日常へと返ったのだ。
女は朝食を用意し、男は仕事の準備を整える。
そうして蓋をしてしまおうとしている。

させるものか。

アッシュはゆらりと身体を起こし、空を見上げた。
遙か頭上に薄らと見える譜石帯。

――その彼方に、あの子はいるのだろうか。

天を仰いだままアッシュは何かを呟く。
それが続くに連れて彼の周りに幾重もの譜陣が浮かび上がり、組み合わさっていく。
キィン、と耳鳴りがする。
眼球がカタカタと揺れる。
肺が痛みを訴え、全身が痙攣し始める。
それでもアッシュは唱え続けた。

ルーク、てめえは全てを許すんだろう……だが、俺は絶対に許さねえ…!!

「ーーーーーッ!!」

最後のその一節を叫ぶ。
キュ、と空気が収縮するような音がして、その一瞬後に光が爆発した。
村人たちは我が身に何が降りかかったのか理解する間もなく消滅する。




光が治まった時、そこには大きく抉られた大地だけが残った。







その中心には、黒い十字架が立っていた……。












ナン・チャッ・テ★
サンホラDEアビスは萌えますなあ…ウフフ。




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