14:私のために死ねる? (沢村×一歩/はじめの一歩) 「『貴方のためなら死をも恐れない』」 なんて強く、気高い言葉だろう。 なんて弱く、儚い言葉だろう。 そう、思いませんか? 「ねえ、沢村さん」 大切な人のためなら死んでもいいって、それだけ強い思いなんだなあって思うんです。 それだけ強い思いを持てるって凄いなって。 でももしその大切な人がその人の死を望んでいなかったら? だとしたら、それはただの自己満足でしかなくて。 ただ悲嘆ぶっているだけなんじゃないだろうかって。 そう思ってしまうんです。 え? ……いいえ、ボクは死にませんよ。 例えそれが沢村さんのためであったとしても。 ボクは死にません。 ボクが死ぬことで貴方が幸せになるんだとしても。 ボクが生きていることで貴方が苦しむことになるんだとしても。 ボクは生きます。 生きて、貴方と一緒に苦しみます。 …あは、そうかもしれませんね。 でもそれは仕方ないですよ。 リングの上ではそれがルールですから。 沢村さんだってわかってるでしょう? でも、ボクも沢村さんもこうして無事に生きている。 だから、今は一緒にいさせてください。 大丈夫です。 きっとボクは沢村さんより後に死にますから。 あ、そういう意味じゃないですよぅ。 ボクが後の方が、沢村さんが寂しくないだろうからって。 約束します。 もう、独りにしませんから。 ね? *** 何が書きたかったのか途中からわからんくなった。(爆) なのに無理に書こうとして滑った気分。orz |