アムロ祭り、ログ
(09/21〜09/30)

 

9月21日の花:クズ=恋の溜息
ガトアム(SRW)

ガトーは二人分の夕食の乗ったトレイを手に自室へと向かった。
一つは自分の分。そしてもう一つは。
「おかえり、ガトー」
彼の部屋でその帰りを待っていたのは、柔らかな笑みを浮かべるアムロだった。
「ごめん、わざわざ持って来てもらっちゃって…」
もそもそとベッドから這い出る彼はバスローブ姿だ。
「いや…」
ガトーは言葉を濁した。
食堂は夕餉を求める者たちで溢れかえっていた。
本来なら自分達もその中に居なければならないのだが。
「身体の方は大丈夫か」
「大丈夫だよ。ガトーは心配性なんだから」
くすくすと笑いながらアムロはベッドに腰掛けてトレイを受け取る。
彼らはつい先程まで情欲を満たす行為に耽っていたわけで。
夕食の時間に間に合うようにしたのだが、ガトーは大きな問題に気付いた。
「なら良いのだが…」
自分はともかく、アムロのその表情。
微かに上気した頬、潤んだ目、そして何よりその全身から発する艶めかしい空気。
今の今までヤってました、と言わんばかりだ。
それに全く気付いていない当人を押し留め、ガトー一人が食堂へと赴いたのだ。
あと一時間くらいは確実に部屋から出せないだろう。
こんな状態のアムロを一人にしたら、危険極まりない。
「ん、これ美味しい」
呑気に呟くアムロに、ガトーはそっと溜息を吐いた。


9月22日の花:アカネ=私を思って
アムロ(軟禁時代/MDシリーズ)

「別に、好きでここに居るわけじゃないよ」
アムロは苛立った声を上げる。
彼の前には一人の青年が立っていた。
金の髪が鮮やかな青年だ。
ただ一つ異様とするならば、彼の目元は仮面に覆われていた。
白い幅広の仮面は彼の額から鼻筋までを覆い、後頭部へと続いている。
その仮面の下にどんな素顔が表われるのか、アムロは興味が無かった。
それもそうだろう、彼を『造った』のはアムロ自身だ。
そう、その青年は人ではなく、人の形をした機械だった。
アムロが孤独から逃れる為に生み出した人形。
それがこの青年だった。
「では何故ここに居るのですか?アムロはいつも辛そうです」
その青年の淡々とした声にアムロの苛立ちは増したようだった。
「シィ、今後一切この件に関しての質問は禁止する。命令だ」
アムロの言葉にシィと呼ばれた青年は気を害した様子も無く頷いた。
「了解しました」
害すも何も、感情そのものが彼に備わっていないからだ。
アムロは大きな溜息を吐き、「紅茶を」と告げた。
「ダージリンで宜しいですか?」
「任せる」
「了解しました」
そして彼は部屋を出ていった。
「……」
アムロは二度目の大きな溜息を落とし、ベッドに倒れ込んだ。
やはり感情を植え付けた方が良いのだろうか。
それがあれば、無遠慮な質問は無くなるかもしれない。
そして彼のモデルとなった男の事を考える。
どうして彼に似せてしまったのだろう。
直接その姿を見たのは数えるほどしかない相手の姿に。
「……シィ」
アムロは寝転がったまま膝を抱え、小さく丸まった。


9月23日の花:マンジュシャゲ=再会
アムロ(Z/MDシリーズ)

本当に久し振りに会ったフラウは、母親になっていた。
キッカたちには母と呼ばれ、その腹には赤子を宿して。
その姿に、アムロは自分だけ取り残されたような気がした。
こんな屋敷に閉じ込められて、監視されて。
一歩も前に進めなくて、立ち往生しているのだと。
フラウ達の存在に、改めてそう認識させられた。
進みたい、と思った。
ずっと無理に忘れていた気持ちが甦る。
ここから逃げるんだ。
その時、真っ先に思い浮かんだのが、シィの存在だった。
連れていくべきか、否か。
答えはすぐに出た。
シィも連れていく、と。
もし置いていけば、彼は確実にアムロと同じ道を辿る事は目に見えている。
人ではないだけに、アムロ以上に悲惨な事になるだろう。
脱走する前夜、アムロは彼に関する資料を全てデリートした。
悪用されてはたまったもんじゃない。
そうしてシィ、カツを連れて逃げ、『彼』と再会して。
ガンダムの手の上で、アムロはシィに支えられながらその男を見詰めていた。


9月24日の花:マンダラゲ=恐怖
アムロ(Z/MDシリーズ)

シャアに気付かれるのが、怖かった。
「こいつは、シィ。俺の…」
自分の意志で、シャアに似せて作った事を。
「俺の、世話役だったんだ」
だから、嘘を付いた。
彼が、人であると。
「酷い傷痕があってね、それを隠す為に仮面を付けてるけど」
傷なんてありはしない。
彼のその仮面の下にあるのは、人ではない証。
「信用できるヤツだよ。シィは」
逆らおうだなんて思考は彼には無い。
彼にあるのは、創造主への絶対的な服従。
ああ、これは造ってはならないものだった。
改めてそれを思い知らされる。
あの男によく似た造形をした彼がアムロを主と呼ぶ。
それがこんなに居た堪れないものだとは思わなかった。
シャイアンに居た時は、あの屋敷が全てだったから。
あの中では誰もアムロという個人に興味を持たなかったから。
だから、感覚が麻痺していたのかもしれない。
誰かに似せた人形を作る事が、どれほど愚かしく、浅ましい行為であるか。
けれど、シィを壊す事は、アムロには到底出来ない事だった。
解体しなくとも、動力を止めれば良い。
ただそれだけの事でも、アムロには出来なかった。
あの男の面影のあるそれを、手に掛けるなど。
アムロはただひたすらに祈った。
アウドムラの人々が、シィが人でないと気付かない様に。
そしてあの男が、シィが昔の己に似ていると気付かない様に。
何より、
「シィ、挨拶を」
シィ。
その名ですら、あの男から取ったものだと。
「シィ・アリスリーです。宜しくお願いします」
どうか、気付かないで。


9月25日の花:ツルムラサキ=頼りすぎ
クワアム(SRW)

アムロは大抵誰かと一緒に居た。
それは必ずしも彼自身が望んだ事ではなく。
「アムロさん、ここなんですけど…」
「アムロ大尉、さっきの件ですけど…」
「あ、アムロ大尉!丁度良い所に…」
「大尉、ちょっと見て欲しいものが…」
始終こんな調子で、アムロは休む暇も無い。
夜ともなれば漸く一人の時間が持てるのだが、
「あれ、あの資料どうしたっけ…」
その時間すら休養ではなく己の仕事に追われる事となる。
「ああ、これだ」
机の上で山となった資料から目的の物を引き出す。
「アムロ」
それと同時に部屋の扉が開かれる。
通路に立っていたのはクワトロだった。
「今忙しい」
アムロは振り向きもせず応えた。
「昨日もそれは聞いたよ」
シュン、と扉が閉じられる音と一緒に彼は
「昨日に限らず一昨日も、その前も」
と続けた。
「君は断るという術を知らないのかい」
「出来るだけ応じようとしているだけだよ」
「結果私との時間が減っている」
「貴方のは私事、みんなのはやらなきゃならない事だ」
「君が居なくとも出来る事だって多かっただろう」
「…見てたのか?」
非難の混じった視線にクワトロはひょいと肩を竦めた。
「私は百式を整備していただけだよ」
所でアムロ、と彼はアムロの手から書類を奪った。
「あっ、こら!」
「この書類は明日中でも大丈夫だった筈だが?」
「明日見てる暇なんて無いかもしれないじゃないか」
クワトロは「少なくとも」とその書類を机に戻してしまう。
「わっ!」
書類へと伸ばされたアムロの腕を取り、引き寄せた。
「彼らに自分の事は自分でやらせればこの程度の書類、明日で十分」
そう言って空いた手でスクリーングラスを外し、その書類の上に置く。
「夜が明けるまでは、私事に費やしても良いだろう?」
クワトロの腕の中でアムロは小さく溜息を落とした。
「全く、貴方って人は…」
そして不承不承といった表情で。
けれどどこか嬉しそうな表情で、アムロは彼の背に腕を廻した。


9月26日の花:クロユリ=呪い
ブラアム(SRW)

NTの能力は、アムロにとって呪いの様なものだった。
強くなればなる程、戦場の叫びがアムロを苦しめた。
死んでいく人達の思念はアムロの脳内で渦を描き、嵐の様に暴れまわる。
アムロはそれを消す術を持たない。
ただじっと、声が消えていくのを待つしかないのだ。
「アムロ大尉、顔色が悪いですよ?」
リ・ガズィのコクピットから降りたアムロを迎えたのは、エマのそんな言葉だった。
「ん、ちょっと疲れたみたいだ」
大丈夫だから、と笑ってアムロはタラップを蹴った。
「アムロ」
通路の向こうでブライトが手招きをしている。
「何?」
無重力空間から離れ、ブライトの元へと向かう。
「顔色が悪いな」
その言葉にアムロは肩を竦める。
「エマにも言われた」
「辛いのか」
「少し」
大丈夫、と言おうとした唇はつい本音を洩らしていた。
ああ、駄目だなあ。
アムロは苦笑する。
「アムロ?」
「いや、ブライトに隠し事は出来ないなって思って」
「腐れ縁だからな」
ブライトは近くの物置へとアムロを引っ張っていく。
アムロは二人の姿がその暗い室内へ隠れたと同時に彼に身を寄せた。
「ブライトが居てくれて、本当に良かった」
ブライトの背に腕を廻すと、同じ様に彼の腕がアムロの体に廻される。
アムロは眼を閉じ、ブライトの首筋に顔を埋めた。
微かに汗の臭いのするそこをちろりと舐めると、こら、と窘めの声が振ってくる。
「辛いくせに煽るような事をするな」
キスだけ、と強請ると彼は文句を言いつつもアムロに口付けた。
唇を割って侵入してくる舌に翻弄されている間。
その僅かな間は頭痛は失せ、代わりに恍惚とした情に支配される。
唇が離れていくのが惜しく、アムロはそれを追いかけてもう一度口付けた。
徐々に体温が上がっていくのが分かる。
「…ここまでだ」
ブライトもそれを感じたのだろう。
口付けは終わり、代わりに苦笑混じりの声が降りてくる。
「夜は?」
「素直に寝ろ」
不満気に唇を尖らせると、
「子供みたいな事をするな」
微かな笑いと共に、もう一度キスが落とされた。


9月27日の花:ヒナギキョウ=少女の媚び
アムロ、ミネバ(CCA後)

ソファで雑誌を読んでいたアムロに、少女は駆け寄るなり問うた。
「アムロの名前は本当の名前なのか?」
その問いに、アムロは雑誌から視線を上げてそうだよ、と微笑んだ。
「アムロは自分の名前が好きか?」
続く問いにアムロは視線をさ迷わせ、うーん、と唸った。
「嫌いではないよ」
「ミネバはミネバという名前が大好きだ」
なのに、とミネバは唇を尖らせる。
「シャアはミネバがミネバと言うとミネバを窘めるのだ」
「ミネバ、それは…」
「分かっている!」
ミネバはアムロの言葉を遮って首を振った。
「シャアはミネバの為を思って言っているのだと分かってはいるのだ」
ハマーン戦争でミネバ・ラオ・ザビとして祭り上げられていたのは影武者だった。
一年戦争の後、シャアはミネバを連れアクシズから離れ、地球へ降りていた。
ミネバにザビ家最後の一人としての重責を負わせない為に。
地球に下ろされたミネバは人里離れた屋敷で使用人達と過ごしていた。
その後、幾つかの戦争を経てシャアの叛乱が起こり、そして今に至っている。
シャアとアムロ、そしてミネバが共に暮らすようになったのにも色々とあったのだが。
…今回はそれは省くとしよう。
ともかく三人で暮らすようになった折にシャアはミネバに一つだけ約束を課した。
ミネバ・ザビを名乗ってはいけないと。
「アイリス・マスという名も嫌いじゃない。だけど…!」
それは、ミネバの二つ目の名前。
ミネバはセイラ・マスの養女として籍を置き、その出生を隠している。
ミネバ自身も仕方の無い事だと理解してはいるのだが。
「やっぱり、自分の名前は大切だよね」
アムロが微笑むと、ミネバは泣きそうな顔のまま何度も頷いた。
せめて屋敷の中だけでもその名を使っていたかったミネバとは反対に、
「誰が聞いているか分からないだろう?」
と、シャアは出来る限り「私」又は「アイリス」と言わせたがった。
シャア自身、幼い頃から偽名で過ごさざるを得ない環境に居た。
その為、その重要性を理解しているからこその言葉だったのだが。
あと過保護も多少…いや、かなり。
アムロは手にしていた雑誌をローテーブルに置き、ミネバに向かって腕を広げた。
「おいで」
ミネバは泣きそうだった顔を嬉しそうに輝かせ、アムロの膝の上に座った。
「本当の名前って言うのは、やっぱり大切だよね」
アムロの胸元に背を預け、ミネバはこくりと頷いた。
生まれ落ちて初めて与えられるそれは、好き嫌いはあれどやはり誰しも特別なのだ。
「シャアは名前が三つも四つもあるから、有り難味が分からないんだよ」
「シャアはそんなに名前があるのか?」
首を逸らして見上げてくるミネバに、アムロは「そうだよ」と笑いかける。
「俺が知っているだけで四つだったかな?」
キャスバル、エドワウ、クワトロ、そしてシャア。
「節操無しって言うのはシャアみたいなヤツの事を言うんだよ」
「シャアは節操無しなのか」
「そう。ミネバはああいう大人になったら駄目だよ」
アムロは笑ってミネバの額にキスを落とした。


9月28日の花:フジバカマ=あの日を思い出す
クワアム(Z)

最初に思い出すのはいつも同じ場面だった。
――ならば同士になれ!
もしあの時、セイラがいなかったら。
そして、もう少し時間が有ったなら。
「アムロ」
アムロははっとして顔を上げた。
いつの間に居たのか、傍らにクワトロ・バジーナが立っていた。
「シャア…」
殆ど無意識にアムロは彼の名を呼んでいた。
「そこから飛び降りそうな顔をして、どうしたんだ?」
そこ、というのは非常用扉の事だ。
アムロはその小窓から空を眺めていたのだが、何時の間にか考え込んでいたらしい。
「…あの時、貴方の手を取っていれば良かったと思って」
クワトロがスクリーングラスの向こうで眼を見張ったのが分かる。
アムロはそれがどこか可笑しくて、苦笑した。
「そうすれば、七年もモルモットにならずに済んだのに」
そして「すまない」と片手を振った。
「ただの愚痴だ。忘れてくれ」
壁から身を起こし、クワトロの傍らを通り過ぎようとする。
「アムロ」
だが、男がアムロの腕を取り、それは阻まれた。
「駄目だ」
アムロは彼が何か言うより早くそれを否定した。
例えあの瞬間に戻れたとしても、やはりその手を振り払ってしまうだろう。
「俺は貴方とは行けない」
ああ、気付かなければ良かったのに。
「アムロ…」
この男とあの宇宙で戦い、散る事が出来たなら。
「シャ…ん…」
恐らくそれは、とても幸せな事だと。
思い出さなければ、良かったのに。


9月29日の花:りんご=選ばれた恋
ガトアム、ケリコウ(SRW微パラレル)

ガトーは書類片手に親友の部屋の前で立ち止まった。
「ケリィ、入るぞ」
ドアの閉開ボタンを押すと空気の滑る音と共に扉が開かれる。
「あ、ガトー」
椅子の上でひらりと手を振ったのは部屋の主ではなく、
「アムロ?何故ここに…」
赤茶の癖っ毛が愛らしい青年だった。
「ん、お留守番」
そう言って彼は机上に広げている図面へと視線を戻す。
「さっきまでコウと三人で話し合ってたんだけど、コウが寝ちゃってね」
その図面を覗き込むと、ケリィの操るヴァル・ヴァロの物だった。
ケリィは先の戦争で片腕を喪っている。
その為、彼の駆るヴァル・ヴァロは片腕で操縦できるように改造されているのだ。
恐らくそれのヴァージョンアップを狙っているのだろう。
「それで、ケリィさんがコウを部屋に送り届けに行ってるんだけど」
恋人同士なんだしここで寝かせておけば良いのに。
「何?」
当たり前の様に続けられた言葉にガトーは耳を疑った。
「え?」
すると反対にアムロまできょとんとしてガトーを見上げる。
「もしかして、知らなかった…とか?」
「初耳だ」
「ええと…反対する?」
阿るような問いかけにガトーは苦笑する。
「ウラキはともかく、私はケリィを信用している」
彼がウラキを選んだのなら、私は何も言わんさ。
そう告げたガトーに、アムロは心底安堵したようだった。


9月30日の花:シュウメイギク=忍耐
ガトアム(パラレル)

アムロは書き終った書類を纏め、自室を出た。
階段を降りながらコーヒーでも飲もうか、と思う。
(あれ?)
リビングに辿り着いたアムロはそろりとソファへ近付く。
(寝て…る?)
ソファにその大きな体を預け、ガトーは腕を組んだままじっと眼を閉じていた。
珍しい、とアムロは彼の前にそっと移動する。
ガトーはいつもアムロが寝てから寝る上、朝は朝でアムロより早く起きる。
勿論、こうして転寝をする事も滅多に無い。
その為、アムロがガトーの寝顔を見る機会は少なかった。
アムロはそんなガトーの寝顔をじぃっと観察する。
寝ていても眉間に皺を寄せたままの表情に小さく笑みを洩らした。
「……」
視線を下ろしていき、その組まれた腕を見詰める。
シャツから伸びる腕は太く、さすが元軍人。筋肉ががっちりと付いている。
掌も厚く大きく、指は節くれ立ってごつごつしている。
「………」
その硬い皮膚で覆われた手が己の体を這う様を思い出し、アムロは慌てて視線を逸らした。
(どうしよう…)
ソファとローテーブルの間で縮こまるようにしゃがみ込み、両手で顔を覆った。
今、無性にガトーに触れたい。
否、触れられたい。
(耐えろ、耐えるんだアムロ・レイ!)
両手の隙間からちらりとガトーを見上げ、びくっと体を揺らした。
「……お、おはよう」
いつから起きていたのか、ガトーがこちらを見下ろしていた。
「ああ…」
何処か訝しむ色をした声にアムロは「あの、その、」と口篭もる。
「ぅ〜…」
アムロは意を決してガトーの脚の間にその身を滑り込ませ、彼の手を取った。
「ガトーの手を見てたら、その…」
羞恥に頬を染めながら小さく呟く。
触わって欲しくなったのだと。
ガトーは一瞬眼を見張った後、その表情を和らげた。
「好きなだけ、触れてやる」
アムロは彼の脚を跨ぎ、広げられた腕の中へとその身を預けた。

 

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