7月6日の花:リーガルリリー=威厳
山本元柳斎重國、一護/BLEACHパラレル




「さて一護、何故呼ばれたのか、わかっておるかね」
一番隊隊長室にて、一護は一番隊隊長でありそれと同時に護廷十三隊総隊長である山本元柳斎重國の前に立っていた。
「あー…勝手に流魂街へ行ったから」
「そういう事じゃ。許可無くして瀞霊廷を出るなとあれほど言うておるじゃろう。暫くの間謹慎しておれ」
「そんな事言ったってよ…!」
「大人しくしておれば…」
一護の反論を遮るように重國が続ける。
「郛外区への出入りを正式に許可しよう」
「!」
ぱかーんと口を開いたまま一護が重國をまじまじと見下ろす。
「…良いのか?」
「ただし、白道門のみとし、郛外区への長期滞在は許さん」
その言葉に一護の表情が見る間に明るいものへと変わっていく。
「十分だぜ!サンキュ、ジイさん!」
「暫く…そうさな、二十日、大人しくしておれ。追って通達を出す」
「了解!」
ばたばたと部屋を出て行く一護の後ろ姿を見送り、重國は溜め息を吐いた。
「…鎖は喰い千切られる前に伸ばしてやるが善し」

 

戻る