7月17日の花:スカビオサ=魅力
観音寺、チャド、一護/BLEACH




正直な話、俺、黒崎一護は唇フェチだ。
昔は何となく視線が行く程度だったのだが、最近は駄目だ。
まず視線が唇に行く。一直線に。
幸い唇は顔の一部だからすぐに視線を戻せばそうそう気付かれはしないのだが。
そもそも自覚に至った原因は、チャドだ。
チャドの唇っていー唇だよなァ…。
見ていて飽きねえっつーか、喋ってる時の唇の動きが最高に大好きだ。(何)
チャドの唇がΣ◎□∞※〇⇔♯≡(卑猥な事を考えた自分に対する羞恥で思考回路混乱中)
……とにかくっ。
チャドの何処が一番好きな部分はあの肉厚な唇だ。
あ、勿論チャド自体もちゃんと、うん。まあそういうことだ。(恥)
そんなある日、チャドがウチに来たので俺の部屋でダベってた。(今日はルキアもコンもいるから迂闊な事は出来ない)…ら、聞き覚えのある声が階下から聞こえてきた。
げっ。
「観音寺さんいらっしゃい〜!」
遊子のはしゃいだ声が聞こえる。
「観音寺…?」
「聞かなかった事にしてくれ」
とりあえず追い返す可。
ちょっと待ってろ、と言い残して俺は自室を出た。
「ボーイ!」
「あ、お兄ちゃん、観音寺さん来てくれたよ〜」
見りゃわかるっつーの。
「あー悪いんだけど今、客来てっから今度にしてくれるか」
するとそれくらいは弁えているのか観音寺はあっさりとそれを承諾した。
「ではまた次回ドライブに行こう!」
ではさらばだ!とか叫びながら出て行く相変わらずド派手な格好をしたオッサンを見送った俺は一気に疲労感を背負い込んで自室へと戻った。
「仲、良いんだな」
部屋に戻ってのチャドの第一声がコレだ。冗談は止せ。
「バカ、アイツが勝手に付きまとってるだけだっつーの」
そんな事を言いながらふと観音寺の唇を思い出す。
いつもは全体の派手さに目が行って気付かなかったけど、よく見てみるとイイ形してたなー。
あの唇はポイント高い。が。
「一護?」
チャドのはなんつーか、食いたくなるっつーか、キスしたくなる唇だと思う。
くそ、ルキアとコンさえいなけりゃキスしてやるのに。
「…何でもねえよ」

 

戻る