7月20日の花:アスフォデル/私は君のもの
チャド、一護/BLEACH




ルキアがウチに住み着くようになって以来、当然の如く俺の部屋でのそういう行為は一切禁止となった。(俺の中で)
だからとチャドにそれを説明するわけにも行かないし、加えてコンも俺の部屋にいるものだからそういう行為どころかチャドをウチに呼ぶ事も出来なくなった。
その上、死神業のお陰でチャドの部屋に行く事もままならない。
結果。
「ちょ、チャド、マジでココで…コラ、チャ、ァッ」
現在の状況を俺の簡潔に述べるのなら、昼休み、みんなが飯を食っているその時間、視聴覚室にある資料保管庫(鍵は俺らが入学する前から壊れてる)の隅っこでチャドに圧し掛かられている。
「んっ…」
授業サボると教員が五月蝿い。と消去法で行くと昼休みしか残らない。
俺はそういう事に関しては淡白な方だと思っていたのだが、所詮は健全男児。好きなヤツがいないならまだしも、そういう相手がいるのに全くそういう気が起きない方がおかしいわけで、チャドもそんな感じで。
その結果、ここなら誰にも見つからないだろうという事になったのだが、やっぱこう、怖じ気付くっつーか、だって学校だぜ?真っ昼間の、しかも生徒の声が遠くで聞こえてくる所で一分や二分で済まない行為に及べと、しかも万一見つかった場合考えたくも無い事態になると。
が、チャドの方は吹っ切れているのか性欲が勝ったのかは知らないが迷いの無い手付きで俺のシャツのボタンを外し、現在はズボンのベルトを外しってだから待てっつーの!
「チャ、ド…!」
握り込まれて(どことか聞くな)反射的に体が跳ねるように一瞬震えた。チャドの息が耳にかかったと思った瞬間にぞくりと腰に何かが走り抜ける。
「一護…」
うわ反則だろソレ!!
あーダメだ、無理、勃つ。
「俺は…一護に触れたい…駄目か?」
「ァッ、チャドッ…」
駄目かとか聞きながら手を動かすな動かすなうわうわうわっ!
あーっもう知るか!
ここが何処だとか今は真っ昼間だとかもう知らねえ!
「チャド…!」
両腕をチャドの背中に回してOKサインのキスをする。
ただし、五限に間に合うようにしろよ?

 

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