Girl's fight


「菜々子さん助けて!!」
 朝早く、突然パジャマのまま部屋を訪れた従兄弟に菜々子はびっくりして目を丸くした。
「ど、どうしたの、リョーマ君」
「ななななんかお腹痛くて眼が覚めてそれで膨らんでて無くなっててあああどうしよう!!」
「ど、どうしようって言われても…」
 リョーマにしては珍しく度を失った慌て様に菜々子もどうして良いのかさっぱりである。
「オレもしかして蛙?!人間じゃなくて蛙だったの?!タマゴから生まれたのー?!」
「と、とにかく落ち着いて、ね?」
 両肩を掴み、支えるとリョーマは次第に落ち着きを取り戻したのかふう、と溜息を吐いた。
「菜々子さん、これ、見て」
 突然リョーマがパジャマを脱ぎ、その白い肌を曝す。これが普通の女の子であったらキャッとでも言って目を塞ぐのだろうが、一緒に住んでいる菜々子にとってリョーマの上半身裸なぞ見慣れているため特に動揺はない。
「………あら?」
 奈々子が目を丸くしてその胸を凝視する。
 なんとリョーマの胸がぽっこりと膨れていた。いや、別にデキモノだとかそんなんじゃなく、もしリョーマが女の子だったらバストサイズはこれくらいか、と思うような…というかまさにそれであった。
「……リョーマ君、男の子よね?」
 全裸こそ見た事無いが彼は確かに男の子の筈だ。現に今までずっとスカートではなくズボンで登校している。
「そうなんだけど、起きたらこうなっててしかも下も変わってた……」
 下。
 はしたないとは思ってもつい視線がリョーマの股間に行く。
「オヤジに言うと笑われそうだし、母さんに言うと倒れそうだし…だから菜々子さんに相談しに来たんだけど……そう、それで、ト、トイレ行ったら血、血がっ……」
 オレ病気?!ねえオレ病気?!
 再び度を失い始めたリョーマを慌てて大丈夫だからと宥める。
「そっか…中学生ぐらいならもう生理来てるものね……」
 画面の前の貴方、女性ですか?大半は女性でしょう。
 小学生の頃、ありませんでしたか?女子だけ視聴覚室に集められてヒミツの授業を受けた事は……。私はあります。そこであれやらこれやら知らされました。
 中学になれば男女合同が多かったでしょうがウチは小学生の頃は女子だけでした。
 つまり、つい先日まで小学生だった、しかもエロ男子ならともかく、スポーツ一筋の少年が女の子のあれやこれを知る筈も無い。
「えっと、じゃあとにかく着替えなきゃ…!」
 説明をしなくてはと思うものの、生理が来てるのならその対処の方が先だ。
「確か使ってないのが……ああこれこれ」
 菜々子は箪笥を漁り、まだ未使用の生理用下着を取り出す。
 女性というものは、案外こういう奇想天外な出来事でもするりと飲み込んでしまう事が多い。騒ぐ前にまず現実的な処理をする。
「じゃ、まずトイレに行くわよ!」
 半ば引き摺られる様にリョーマはトイレへと引っ張られていった。


「………言われた通りやったよ」
 五分後、トイレから出て来たリョーマはげっそりとしていた。
 女の体って気色悪い……。
 性にほとんど興味の無いリョーマにとって女の下半身というものはグロいモノでしかなかった。それを言わせたら男の下半身だってそんなもんだろ、と思うだろうが要は見慣れているか見慣れていないかの違いだ。
 そんなこんなで二人は菜々子の部屋に戻り、あれこれと相談する。
「よし、じゃあその上からトランクス履いて。そうすれば分からないでしょ?」
「菜々子さん、頭良いね」
 確かにこうすればズボンの上からでも分からないだろう。
「あとは……」
 菜々子は再び箪笥を漁るとブラジャーを取り出した。シンプルな白い布地に、愛敬として谷間の部分にピンクの小さなリボン。更に言うなら初心者のためのワイヤー無し。
「な、菜々子さん…もしかして、それ……」
「私が昔使ってたやつなんだけど、多分今のリョーマ君ならこれくらいだと思うの」
「いや、そうじゃなくて……」
「本当はスポーツブラの方が良いんだろうけど、もう使わないと思って捨てちゃったのよ、ごめんね」
 それをオレに着けろと……?!
 ショーツですらなんだかぴっちりしてて気持ち悪いのに…しかもこれにもワンポイントでミニリボンなどが付いていたりするので昨日までは男だった自分としては気分的にかなり嫌。何だか変態になったような気分だ。
 なのにその上、ブラまで着けろ、と……?
 リョーマの心中の嵐の規模は計り知れない。
「だって、シャツとかだと透けるのよ?それにジャージでしょ?擦れて痛いわよ、乳首」
 さらりと言われてリョーマに反論する気力はなかった。
「ほら、着けてあげるから腕上げて」
 もうリョーマには従うしか術は残されておらず、泣く泣く腕を上げる。
「……はい、できた。これくらいの大きさなら学ラン着てボタン止めておけばまず分からないわよ」
「……な、菜々子さん、かなり気色悪いんすけど…特にわきの辺りが」
 ブラの超違和感に本当に泣きたくなって来たリョーマ。
「それはもう慣れるしかないわね。私の時もそうだったし」
 苦笑してそう言う菜々子。
 リョーマは「女の子は皆こんなのを着けているのか…」と何だか妙な所で尊敬してしまった。
「あ、そろそろ時間だわ。ホント、大丈夫?休んでも良いのよ?」
 おばさま達には私が上手く言うから…。
 そう言ってくれる菜々子の存在が、リョーマは心底有り難いと思った。
「ありがと。でもいつ戻るか分からないし、部活休むわけにも行かないしね」
 リョーマはそう言って小さく笑うと、特大級の溜息を吐いた。



(朝部活後と昼休みと放課後部活の前後にトイレ行ってゴミは黒ポリに入れてしっかり縛って焼却炉にダッシュ……女の子袋はすぐ取りに行ける所に……)
 朝部活中、球を殆ど反射のみで打ち返しながら菜々子の言葉を忘れない様延々とリピートしてみる。
 ちなみにリョーマの言う「女の子袋」とは生理用品や薬、替えのショーツ、何枚かの黒いミニポリ袋が入ってる小袋の事である。普通の女子であれば生理用品が幾つか入っているだけだろうが、リョーマの場合は状況が状況なので念には念を押して菜々子が用意してくれたのだ。
「おい、越前」
(薬は出来るだけ飲まない様に……)
「越前!」
「ぅあ?!」
 はっとして顔を上げると、向かいのコートで桃城が呆れたように自分を見ていた。
「さっきからどーしたわけ?ラリーしてる間ずーっと考え事してただろ」
「はあ…」
 気の無い返答に桃城はやれやれ、と肩を竦ませた。
「ま、そろそろ時間だし良いけどな」
(やっと終わる……)
 リョーマは内心でほっと安堵の息を吐いた。
 生理のせいで気持ち悪いわ下っ腹は痛いというか重いわで正直な所さっさと終わって欲しかったのだ。
(女って大変なんだな……)
 しみじみとそんな事を思っていると、手塚が部活終了を告げる。
「あ、桃先輩お先!」
「は?!ちょ、越前?!」
 終わるや否やダッシュでリョーマは部室に駆け込むと、着替えの服を引っ掴んでロッカーの陰に隠れる。
「レギュラーがジャージ着用で良かった…」
 ジャージを脱ぎ、シャツ一枚になると薄っすらと下着の線が見える。普通にしていても胸元を締め付けるようなそれはリョーマの気を落させる。だからと言って取ってしまうとそれはそれでマズイ。
「最悪……」
 リョーマは慌てて着替えると、他のメンバーが入って来る頃には荷物を纏め、そんな自分への不思議そうな視線を無視し、さっさと部室を出ていった。
 その足でリョーマは時間を気にしながら男子トイレに駆け込む。
『いい?リョーマ君。変える時は焼却炉の近くのトイレに行くのよ?ゴミはこの中にあるポリに入れて、しっかり口を縛ったらダッシュで焼却炉へ捨てに行くの』
 リョーマは菜々子の言っていた通りに従い、トイレから出ると誰も居ないのを確認して焼却炉に向かい、ポリ袋を捨てる。
(これを昼休みと放課後部活前後にもやるのか……)
 学校内でこんなスリルを味わう羽目になるなんて思いも寄らなかった。
 長い一日になりそうだ……。
 リョーマは既に一日分の気力を使い果たしたような面持ちで教室へと向かった。



 何とか昼休みの試練もクリアしたリョーマは弁当を片手に三年の教室へ向かった。
 ひょいっと教室に顔を覗かせると、ちょうどこちらを向いた手塚と目が合う。
「どうした」
「昼飯、もう食べた?」
「いや、これからだが」
 手塚の返答に、なら一緒に食べようとリョーマは言い、手塚を少なからず驚かせた。
「……どうかしたのか?」
「ダメ?」
「いや、わかった」
 小首を傾げるその姿に、手塚は苦笑した。
 二人が連れ立って教室を出ていくと、教室内は一気にざわめき始めた。
「ちょっと見た?!あの手塚君が笑ったわよ?!」
「それに何あの一年!べらぼうに可愛いわよ?!」
「しかもあの一年の子のお弁当、手塚君が持ってあげてたわよ?!」
「ちょっと誰か写真取った人居ないの!?」
 ちょっとした騒ぎになったが、本人達には預かり知らぬ事だった。



 そして屋上でもちょっとした騒ぎが起こっていた。
「あ、それ美味しそう」
 手塚の弁当にある卵焼きを指差すと、手塚はそれを箸で摘まみ、リョーマの口元へ持っていく。
「ほら」
「ん」
 ぱくっと差し出された卵焼きを頬張り、美味そうに食べるリョーマに手塚が微かに笑う。
 そんな姿を同じく屋上で食事をしていた面々は好奇、または信じられないようなものを見るかのような目で見る。
 あの手塚が!
 あの越前が!
 皆一様にそう思いながら広げた昼食を慌てて片付ける。
 なんだかこの空間に自分たちは居てはならないような気がしてならないのだ。
 あの二人を邪魔してはならない!
 本能的に一同は察し、五分後には手塚とリョーマ以外の人気は無くなっていた。
 だが、そんな事をこの二人が気に止めるわけも無く、
「食べないのか?」
 手塚が食べ終る頃になっても、リョーマの弁当箱の中身は半分も減っていない。
「ん。ちょっと気持ち悪いからこれだけにしておく」
「無理はするなよ」
「わかってるよ」
 そう言って手塚が片付けるのと同時に自分の弁当箱に蓋をし、布で包む。
「ねえ、オレがもし女だったとしても俺の事、好き?」
「何を突然……」
「いいから答えてよ」
 つんっと唇を尖らせるリョーマに、手塚はふっと苦笑した。
「ああ、好きだ」
「オレも国光好きだよ」
 その応えに満足したリョーマは、いつもの不敵な笑みではなく、年相応な幼い笑みをにこっと浮かべた。



(………痛い)
 授業も終わり、部活前のトイレダッシュという試練も乗り越えたが、酷くなる下腹部の痛みにリョーマの機嫌は最高に最悪だった。
「っ……」
 痛みから顔も自然と険しくなり、「手塚とお揃い〜」と眉間の皺をからかって来た菊丸に肘鉄を食らわせる。
「お、おチビちゃん不機嫌度MAX……」
 腹を抱える菊丸を尻目にリョーマは仕方ないと薬を取り出す。
「体調悪いなら今日はもう帰って休んだら?」
「そうだぜ、無理する事ねえだろ」
 薬を飲んでいる所を見ていたメンバーの気遣いに、リョーマはふるふると頭を左右に振ってそれを拒んだ。
「大丈夫っす」
 ふと視線を上げると手塚と目が合った。
「別に、無理してませんよ?」
 手塚の心中を読んだ様な言葉に手塚は小さな溜息を吐く。
「辛くなったら言え」
「っす」
 こくりと頷くと、リョーマは部室を後にした。



「うぎゃっ!」
 各々練習をしていた所に短い悲鳴が走り、一同は驚いてそちらへ視線を移す。
「越前?」
 視線の先ではリョーマが自分の両脇をしっかと抱え、蹲っていた。
「どうした」
 リョーマと軽く打ち合っていた海堂が逸早くリョーマの元へ駆けつけ、膝を付く。
「ぶ…ブラが外れた……」
「は?!」
 海堂は我が耳を疑った。
 今越前は何と言った?
 ブラが外れた?
 ブラが外れた?!
「!しまった!!」
 余りの出来事につい口を滑らせてしまったリョーマ。
 案の定、海堂は奇妙な表情で固まっている。
「海堂先輩!」
 両脇から手を放し、海堂の両頬をがしっと挟む。
 手を放したせいで、胸とわきの辺りが叫びたいほど激烈気色悪いがこの際仕方ない。
「海堂先輩は何も聞いてませんね?オレ、何も言ってませんね?!」
「え、や、その」
「どうかしたの?」
「越前、大丈夫か〜?」
 そうこうしている内に他のメンバーがわらわらと寄って来てしまい、リョーマは「ああもうコンチクショウ!」と内心で絶叫する。
「さっきの、忘れないと……犯しますよ?」
「忘れた。キレイサッパリ忘れた。オレは何も聞いてねえ」
 顔が触れ合うまであと2cmという至近距離でリョーマの魅惑の瞳に凄まれ、完全に表情を無くした海堂がロボットの様にカクカクと頷いた。
「おい、越前…」
「すみません頭が腹痛なので部室行ってきマス!!」
 手塚が声をかけようとした途端、リョーマは立ち上ると一目散に部室へと駆け出してしまった。
「ふむ、珍しく動揺しているようだね。何故かは知らないけど」
「だよな〜。頭が腹痛だってさ」
「海堂、さっきリョーマ君が言ってたのって、何?」
 不二が海堂を振り返ると、海堂は無言で何度も首を左右に振り、知らないと否定する。
「どうしても言わない気?」
 にっこりと笑ってそう言うが、それでも海堂は口を結んで決して言おうとしない。
「ふーん…海堂は僕達で吐かせるから手塚はリョーマ君の様子、見に行ってきなよ」
「わかった」
 言われずともその気だったのか、手塚はさっさと踵を返すと部室へと向かった。



「何で嵌まらないんだよっ!!」
 ロッカーの裏で腕を背に伸ばし、かちかちとホックを引っかけようとするがこれが以外と引っ掛かってくれない。しかも二段ホックだもんだから、苛付いたリョーマには余計に付けれる筈も無く、先ほどから空振りばかりである。
「ちっ…」
 舌打ちし、リョーマはブラを外した。どうせあと一時間程度なのだ。ジャージさえ脱がなければバレはしないだろう。
「越前?」
 不意に手塚が現れる。ブラの事に夢中になっていたために手塚が部室に入って来た事に気付かなかったのだ。
「わっ!見るな!!」
 自分が上半身裸だった事に気付き、慌てて掴んでいた物を顔面に投げつける。
「何だ?」
「ぎゃ!」
 投げてからリョーマは気付いた。つい先程まで自分が持っていた物。それは紛れも無く先程まで着けていたブラである。
「それも見んな!」
 リョーマは慌てて立ち上ると、手塚が自分の頭上に落ちたそれを取ろうとする手を跳ね除け、それを奪う。
 が、忘れてはいけない。
「え、ちぜん……?」
 手塚の顔が見る間に赤くなる。何?と思って手塚の視線を追い、「げっ!」と声を上げた。
 そう、リョーマは上半身裸だった。
 別に昨日までの彼ならば問題はない。上半身裸など、着替える時に見ているものだ。
「しまった……」
 だが、今のリョーマの胸は愛らしい膨らみを湛えている。
「……バレたモンは仕方ないね。とにかくちょうど良いし、手伝ってよ」
 どうにでもなれと開き直ってしまったリョーマは手にしたブラに再び腕を通すと、手塚に背を向ける。
「これ、嵌めて欲しいんだけど」
「あ?あ、ああ……」
 手塚は状況に付いていけず、とにかく言われた通りにホックを嵌めてやる。
 もう何が何だかサッパリ状態。
「突然外れるんだもん。すっげえ、気色悪かった」
 やれやれとシャツを着てジャージを着込むリョーマの言葉に手塚は漸く正気に返った。
「そ、そうじゃなくてだな、何がどうなっているのかを……」
 一見冷静だが実はかなり動揺している手塚。
 リョーマは溜息を吐くと一から話し始めた。
「実は……」


「ちなみに今日体調悪かったのは生理痛」
「…………」
「分かってる。信じられないのはオレも同じ。ていうか信じたくないね」
 眉間の皺が増えた手塚にリョーマはそう声をかける。
「……だから昼、あんな事を聞いたのか……」
 手塚が昼間の「オレがもし女でも好き?」発言の事を言っていると悟ったリョーマはこくりと頷いた。
「実際なってみて、どう?これでもオレの事、好き?」
 挑発的に、しかし寂しそうに笑うリョーマを手塚は引き寄せると優しく抱きしめてやった。
「当たり前だ。男か女かじゃなく、お前が好きなんだ」
「ありがと…国光」
 リョーマがふわりと微笑み、小さなフレンチキスを落す。手塚はそれに応えるように額、瞼、頬に口付け、最後に唇へと啄むようなキスを落した。



 所変わって他のメンバーたち。
 海堂がどうしても吐かないのでこっそり部室に忍び込み、ロッカー越しに二人の会話を聞いていた一同。
 二人のムードがラブラブに変わっていくのを頃合いに、来た時と同じく密かに部室を出てコートに戻り、何やらぼそぼそと話し合っている。
「……でもそうなると、リョーマ君が卒業するまでSEX出来無いんじゃないの?」
「それもそうっすよね…今までならともかく、妊娠したらマズイっすからね〜…義務教育間は青少年保護育成法とかに引っ掛かりますよね……」
「外出しなら良いんじゃないの〜?」
「外出しは実は意味の無い行為なんだよ。射精する前に既に精子は漏出しているからね」
「へえ〜」
「ゴムだって百パーセントってわけじゃないしね」
「そうなると手塚の場合、万が一を考えて事に及ぶ事はないだろうな」
「女の子になったってことで余計大切に扱いそうだし」
「でもそれはそれで越前、キレそうっすよ」
「ていうかさ、おチビちゃんが元に戻れば万事解決なんじゃないの?」
「どうやってだよ」
「さあ……」
 どんな内容かというと、そんな会話が交わされていた。
 どれが誰のセリフかは御想像にお任せします。


 ちなみに、リョーマの体は生理が終わった翌日に元に戻ったらしい。
 結局原因は分からず終いで、今回の事はリョーマと菜々子、そして青学レギュラーと乾の胸に秘められる事となった。






(END)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
最初に言っておきます。ウイルスメール、不幸の手紙お断り。(爆)
どうせ女の子化させるんならこれくらいやっちまえよって作品ですな。
だって大抵、体が女の子化した話ってエロって終わりじゃん。どうせなら女にしか分からない苦しみを味わってみさせなよ。何事も経験よ。はっはっは。
実を言うとこの作品、かなり楽しんで書いてました。ていうか今まで書いて来たテニプリSSの中で一番長い話になってしまった。あはは。
あー似た様な事を既に日記に書いてしまった…書く事がない…。
ホントはリョーマが手塚の手を取って自分の胸を触らせて「ほら、あるでしょ?」ってやらせたかったんですが……体が戻る前の数日間の話も書こうかしら…(にやり)
はい、次は赤澤×リョーマの確率50%!(案外低い)
徳リョの可能性は30%!それ以外は20%!という事で俺は寝ます!
ああもう朝じゃん…。
(2001/08/16/高槻桂)

戻る