大騒動




いつもの様にスネイプの私室で紅茶を飲んでいたハリーは、ふと見慣れないものが在ると気づいた。
灰色の布が被せてあるせいで何であるかはよく分からないが、ハリーの身長より幾ばか高い、縦長のそれ。
部屋の主に聞こうと見遣るが、スネイプは黙々と羊皮紙に何やら書き込んでおり、声を掛けるのも躊躇われた。
ハリーはカップをテーブルに戻し、それに近付いた。
そっと布を捲ってみる。
銀の刺繍が細かに施されたその布の下にあったのは、一見何の変哲も無い小さめの姿身。
「…鏡?」
一年の時に見た、みぞの鏡の様なものだろうか?
「ハリー!」
突然の声にびくりとして振りかえると、スネイプが「そこから離れろ!」と叫ぶのが聞えた。
「え、あ、はい」
だが、ハリーがその声に従うより早く、何かに引っ張られるようにハリーは鏡へと倒れ込む。
「ぅわあ!」
そして鏡面にぶつかる感触はなく、代わりにまるで水の中へ落ちたような感覚に包まれた。
「先生!」
伸ばされた手がスネイプに届く事はなく、ハリーは鏡の底へと落ちていった。



どたっと背中から地面らしき場所に落下し、一瞬息が詰る。
「っく…はあ…」
強張った体の力を抜き、そろそろと瞼を持ち上げてみる。
飛び込んで来たのは、見覚えのある石天井。
そこがすぐに地下牢教室であると察したハリーは床に転がったまま「は?」と声を上げた。
「…何が起こったワケ?」

「それはこちらのセリフだと思わんかね。ミスター・ポッター?」

石天井を遮るようにハリーの視界に現れたのは、紛う事無きセブルス・スネイプ。
「スネイプ先生!」
ハリーは慌てて起き上がり、男を見上げた。
良かった、と続けようとしてハリーはしゅんとした。
スネイプの表情は明らかに苛ついている。
「あ、あの、勝手に触ってごめんなさい…」
すると、スネイプは片眉を跳ね上げた。
「何の話だ」
「だから、鏡に触った事、怒ってるんでしょ?僕、あれが移動系魔法の掛かった鏡だって知らなくて…」
だがスネイプはますます訝しげな表情になり、「鏡?」と呟く。
「え?だから…あれ?」
ふとスネイプの背後に気付いた。黒板にはさも今まで授業をやっていました、と言わんばかりに白墨であれやこれやと書き込まれている。
「え?」
慌てて生徒席を振り返ると、そこにはこちらを唖然としたような表情で注目している、これまた今まで授業を受けていました然とした見覚えのあるスリザリンとグリフィンドールの生徒達。
マルフォイやクラッブにゴイル、パーキンソン、シェーマスやネビル、ロンにハーマイオニーに自分まで居る。
「…え?」
ハリーは慌てて視線を戻す。
「…何で?」
驚きに眼を見張っている自分と目が合った。
「何で僕が居るの?!」
もう一人のハリーも同じ思いだろう。ハリーは頭を抱えた。
「もしかして僕、過去や未来に飛ばされ、た…?」
だが不意に思い出した。
そうだ、この黒板に書かれている内容は今日習ったばかりだ。
ここが過去だというなら、ハリーはその授業でこういった騒動を体験していないとおかしい。
だが、今日もハリーはいつも通りの日々を過ごした。
「じゃあどういう事なんだろう…」
周りの視線お構い無しにぶつぶつと考え込んでいると、スネイプが「鏡と言ったな」とハリーを見下ろして来た。
「それはどんな鏡だ?」
「え?えっと…これくらいの大きさで、縦長の姿身みたいな…灰色の布が掛かってて…」
身振り手振りで示すと、スネイプの表情は一層険しくなった。
「…それは恐らく時軸鏡だ」
「時軸鏡?」
「鏡に映った者を似て非なる時間軸へ引きずり込む禁呪の掛かった鏡だ。こちらの記録では今までで四枚存在したが、その内三枚は回収され、廃棄されている。誤作動を防ぐ為に常に呪文を掛けた布で覆ってある」
「似て非なる時間軸?過去や未来とは違うんですか?」
「過去や未来ではなく全く違う世界だ。自分自身は変わらないのに環境が微妙に違っているケースが多い。例えばお前の世界では名家として名高い者がこちらの世界では落ちぶれていたり、こちらでは高名なポッター殿がそちらでは違うのかもしれないという事だ。まあ、どちらの世界も貴殿は人の話を聞かず騒ぎを起こしているようですがな」
スネイプの冷笑混じりのセリフにハリーはむっとしてスネイプを睨み付ける。
「全く、何処で時軸鏡に触れたかは知らんが警戒心が薄いにも程がある」
するとハリーが何やらぼそりと小さく呟いた。
「何かご意見でも?ポッター殿?」
「別に。「あなた」には何もありません」
つんとそっぽを向くと、彼の苛つきは増したようだった。だが、目の前のハリーがこちらのハリーでない限り、減点を宣言した所で何の意味も無い。
「僕、校長先生の所でお話ししてきます。帰る方法も探さなきゃいけませんし」
それでは失礼しました、スネイプ先生。
ハリーは「スネイプ先生」を強調して足早に地下牢教室を出ていった。
確かに今回の件は自分が悪いとハリーは思う。何か知れぬ物にひょいひょい手を出したのだから。
だが、少なからずスネイプにも非があるとも思う。
彼はハリーのその性格を知っていながら、尚且つハリーが訪れると知っていて手の届く所に置いた。注意の一言も無く。
原因の決定打はやはりハリーではあるのだが、スネイプの監督不行き届きの色も否めない。
だというのに、(世界は違うとは言え)そのスネイプに貶されたハリーは自責の念より怒りの方が勝った。
「スネイプ先生のバーカ」
ハリーは小さく呟いてガーゴイル像の前へと急いだ。




「そう言う訳で暫くの間、一緒に過ごしてもらう事になった」
その日の夕食にてダンブルドアがもう一人のハリーの説明をし、ハリーは暫くこちらで過ごす事となった。
時軸鏡で飛ばされた者を元の時軸へと戻すには、あちらから引き戻しの魔法を使ってもらうしかない。
ハリーはこちらの世界の時軸鏡を使う事を提案したが、それはあっさりとダンブルドアが否定した。
まず、こちらの世界では残りの一枚が何処に存在しているのか不明だという事。
第二に、こちらから送り返してもちゃんと元の時軸に戻れる保証がないと言う事。
その為、あちらの世界から呼び戻されるのを待つしかないのだが、如何せんその魔法は高度で時間がかかる上に時軸鏡は一度作動すると数日はその力を失い、ただの鏡へと戻る。
ダンブルドアはそれまでの期間の授業はこちらで学べば良いと提案し、そして今に至ったのだ。
「どう呼べば良いんだ?」
ロンが隣りに腰を下ろしたもう一人のハリーに問い掛ける。
「別に、ハリーで良いんじゃない?」
こちらのハリーがそう返し、ロンは「そうだな」と奇妙な笑顔を浮かべた。
何しろ、彼の左右にハリーが座り、斜め前には本当の双子、フレッドとジョージが居るのだ。
「…なんか変な気分だ」
ロンの呟きにハリーたちは揃って苦笑した。
部屋はハリーたちと同室で、ベッドもハリーとロンの間に儲けられるとマクゴナガルの説明を受けた彼らは顔を見合わせた。
どう考えてもそんなスペースは無かったはずだが、彼らが部屋に帰って来ると恰も始めから六人部屋だったかのようにベッドが一台増えていた。
教科書はハリーが自分のを見せると言い、着替えはダンブルドアがマクゴナガル経由でわざわざ手配してくれた。
ロンと二人のハリーはベッドの上に寝そべって夜遅くまで語り会った。
どうやらこちらの世界とハリーの居た世界ではこれといった違いは見受けられなかった。
ただ、一つだけ違う事。
「スネイプ?勿論大ッキライだよ」
こちらのハリーは心底スネイプを嫌っていた。
「あんな奴、ホグワーツを辞めてしまえば良いのに」
こちらのハリーとロンがスネイプの批判に花を咲かせる。ハリーは夢中になって愚痴を並べあっている二人を曖昧な笑みで眺めた。
周りに気付かれぬ様、普段は犬猿の仲を演じて来た。勿論、ロンの愚痴に賛同した事も数多い。
だけど、こうして客観的に聞くと心に突き刺さるような響きを持っていた。
まるで、自分が彼を嫌っていた頃に戻ってしまったような、そんな感覚。
(…スネイプ先生…)
彼は今頃どうしているだろうか。
「ハリー?寝てるのかい?」
ロンの声にはっと顔を上げた。
「あ、ごめん…僕の世界ではどうなってるんだろうって…」
それ以来ハリーの口数はめっきり減ってしまい、二人はハリーの肩を叩いて慰めた。
おやすみ、と声を交わしてそれぞれ眼を閉じる。
ハリーの瞼の裏にはこちらのスネイプの冷たい目がちらついていた。




ハリーがこちらに飛ばされて来て数日。
そろそろ馴れてくるかと思われたこちらの生活に、ハリーは目に見えて苛立っていた。
「なあ、ハリーは何であんなにイライラしてるんだろう?」
地下牢教室へ向かう途中、一人先を行くハリーの後姿にロンはもう一人のハリーに問い掛ける。だが、この世界の本来のハリーはひょいと肩を竦めて苦笑した。
「いくら彼が「僕」だからってそこまでわからないよ。僕は異次元に飛ばされた経験はないからね。ただ、どこか焦っているような感じはするけど」
「あちらの世界に何か気掛かりがあるんじゃないかしら?レポートの期限が迫っているとか」
「…そうだね」
ハーマイオニーの彼女らしい推察にロンはハリーと同じくひょいと肩を竦めた。
一方、彼らより一足早く地下牢教室に辿り着居たハリーはいつもの席に座りかけ、そうだった、ともう一つ席をずらして座った。
そこにはいつも「ハリー」が座る。「僕」じゃない。
ハリーがインク壷の蓋を緩める頃には三人もやって来てハリーの隣りにもう一人のハリー、その隣りにロン、ハーマイオニーが腰を下ろす。
「…ごめん」
ハリーは机の上で組んだ指に視線を落したまま小さく呟いた。
「いいよ」
隣りから自分と全く同じ声の応えが返ってくる。
「自分の知る場所と同じなのに、ここは自分の世界じゃない。その焦燥感は何となくだけど、わかるから」
バタンッと大きな音を立てて扉が開かれ、二人は口を閉ざした。スネイプが来たのだ。
ハリーは教壇に立つスネイプから視線を逸らし、羊皮紙を広げた。
顔を上げるのが嫌で、ひたすら彼の言葉を羊皮紙に書き移していく。いつもなら書かないような些細な事も事細かに綴った。
「ミスター・ポッター」
名を呼ばれ、漸くハリーは文字を綴る事を止める。それでもハリーは視線を上げなかった。
きっと、彼が見ているのは隣りに座るもう一人のハリーだ。
自分ではない。
「色が薄いオレンジ色にまで変わったら何を入れるべきか」
隣りのハリーは沈黙している。ムカツク、と思っているだろう事が容易に分かった。
ああ、スネイプ先生、この二人はやはり僕らです。
あの一年の時、お互い分かり合えなかったらきっと僕らもこうなっていたのでしょう。
「…わかり」
ガタン。
ハリーは立ち上って隣りに座るハリーの言葉を遮った。
「姫麝香の粉末を一つまみ入れます。ただし、入れる際一個所に纏まらない様パラパラと鍋の中身全体に振り掛けるように落し、決して掻き混ぜずに自然に溶けてオレンジから藤色になるまで待ちます」
視線を漸く上げ、スネイプの僅かに驚きの色が浮かぶ顔を見上げる。
「…僕もハリー・ポッターですから答える権利は有ると思ったのですが。それとも間違っていましたか」
挑むように告げると、スネイプは舌打ちでもしそうな表情で「正解だ」と告げた。
ハリーは嬉しくもなさそうに腰を下ろした。
それ以降スネイプがハリーを指す事はなかった。




「その時のスネイプの顔ったら!」
その日の夕食、ロンは魔法薬学での出来事を双子に話していた。
「僕、絶対「こちらのポッターも少しは見習って欲しいものですな」とか言われるかと思った」
もう一人のハリーの可笑しそうな言葉に、ハリーは苦笑した。
「それはそれで遠回しに「僕」を誉める事になるから嫌だったんじゃない?」
「それは言えてる!」
「でも、良く知ってたね。授業の進み具合はこっちと同じなんだろう?」
ロンの何気ない問いかけに、ハリーは自嘲気味に笑った。
「ちょっと、ね…茶飲み話に教えてくれた人が居たから…」
どこか懐かしむような声音にハーマイオニーが口を開きかけた瞬間、「あれ?」とロンが声を上げた。
「ダンブルドアが居ないぜ?」
ロンの言葉に揃って教員席を見ると、確かに中央のダンブルドアが居るべき席はぽっかりと空いている。
どこか他のテーブルに紛れ込んでいるのだろうかと視線を巡らせてもその姿は無い。
何か用でも出来たのだろうかと思っていると、「あ?!」とロンが声を上げた。
「ロン?」
彼は入り口付近と教員席を驚愕の色を浮かべて交互に見ている。
「?」
二人のハリーとハーマイオニー、双子がロンに習って大広間の入り口へ視線を向けた。
「あ、ダンブルドアだ。スネイプも居…あれ?」
端から見ると奇妙な光景だが、彼らは揃って教員席を見た。
「「…スネイプが二人いる…」」
双子が世にも恐ろしげな声で自分達の見たそれを口にした。
ハリーが彼ら以上に信じられない思いで立ち上る。
大広間に入って来たダンブルドアの傍らには、確かにスネイプがいた。
「…来てくれた…」
零れるように呟かれたそれを聞えたかのように彼の視線がこちらに向けられる。
目が合った。
「ハリー!」
ロンたちの声を無視してハリーはテーブルの間を駆けていく。
たった数日。
それだけ会えなかっただけ。それがどうだというのだろう。
夏休みの間だって、いつも何だかんだ思いつつも会いに行こうとした事は無かったのに。
「スネイプ先生」はこの世界にも居たのに。
…あなたに逢えなかった。
それがこんなに辛い事だなんて、知らなかった。
「スネイプ先生!!」
ハリーはその漆黒のローブを纏う男の前で立ち止まり、はっとして俯いた。
そうだ、こんな面倒を起こしたのは自分の所為なのだ。
ごめんなさい、と小さな声が漏れる。
またスネイプに迷惑を掛けてしまった。
そう思うとハリーは己が情けなくなり、じわりと視界が滲んだ。
「ごめんなさい、ごめんなさい先生…」
「確かにお前の不注意だ。せめて一言尋ねればこんな事にはならなかっただろう」
だが、とスネイプは俯いて謝罪を繰り返す少年の前に片膝を着いてハリーの顔を覗き込む。
「今回の事は我輩の監督不行き届きの色も否めない」
だからそんなに己を責めるな。
言外にそう言われ、ハリーは思わずスネイプに抱き着いた。男の肩口に顔を埋め、ぎゅっとしがみ付くように抱きつく。
「ハリー?」
そう呼ぶ彼の声が酷く懐かしいような気がしてハリーは微かに顔を綻ばせた。
どの世界、どの次元にも自分の好きな「スネイプ先生」はたった一人しかいないのだと知る。
「すみませんでした、スネイプ先生」
先程よりは明るさの戻った声音に、スネイプは彼を良く知る人にしか分からぬほど微かに苦笑し、そのままハリーを抱き上げて立ち上った。
「ぅわ!ちょ、スネイプ先生?!」
「では、また何かやらかす前に戻る事にします」
ハリーの悲鳴を無視して傍らのダンブルドアにそう告げると、彼は何故か可笑しそうに顔を綻ばせて「そうすると良い」と肯いた。
「え!もう帰れるの?!」
さっきまでのしおらしさは何処へやら。嬉々としてそう尋ねるハリー。
「ああ。もうそろそろ引き戻される時間だ」
離れない様に、と続けるスネイプに(抱き上げられているのだから離れるも何も無いのだが)ハリーは力強く頷いた。
「あ」
そういえば、とハリーは漸くもう一人のハリーたちの事を思い出した。
彼らはぽかんとして二人を見ている。
「ロン、ハーマイオニー、フレッドにジョージにみんな、そして「ハリー」、短い間だったけどありがとう」
「え、あ、うん、」と呆気に取られたまま頷く彼らから教員席へ視線を向けると、苦虫を噛み潰したような表情のスネイプと目が合った。
当然の事ながら、ハリーを抱き上げる己の姿を見る日が来るなど思いも寄らなかっただろう。
ハリーはそんな彼の心境がありありと分かってくつくつと笑った。
「どっちのスネイプ先生も陰険でスリザリン贔屓で減点ばかりするけど、やっぱり僕は僕の世界のスネイプ先生の方が好きです」
その声が聞えたのかどうかは知らないが、彼は一層表情を苦々しいものへと変えた。
「時間だ」
自分を抱えるスネイプの声が聞えたかと思うと、ぐいっと後ろに引っ張られるような衝撃が走り、ハリーは眼を閉じた。




「…ハリー、大丈夫か?」
低い声にぱちっと目を開けると、目の前にはスネイプの顔があった。
「スネイプ先生…」
彼が身を引き、ハリーが体を起こすとそこはスネイプの私室のソファの上だった。
「帰って来れたんですか?」
きょろきょろと室内を見回しながら問うと、肯定の言葉が返って来る。
「これからダンブルドアの所へ報告に行かねばならんが…体は大丈夫か」
ハリーは立ち上がってからだの感触を確かめてみる。
「大丈夫です」
ハリーはスネイプの後に付いて校長室へと向かいながらそういえば、とスネイプを見上げた。
「どうして先生が時軸鏡を持ってるんですか?」
「先日ある骨董屋で見つけてな。あれは見つけ次第魔法省に報告して廃棄せねばならん。その為の報告書を書いていた所にお前がやってきてこの有り様だ」
「そうですか」
素っ気無く返しながらも、悪くない体験だったとハリーは小さく笑いを零す。
それに気付いたスネイプが嫌そうな顔をしたが、ハリーは気付かないふりを決め込んだ。






(END)
+−+◇+−+
一度はやると思ったパラレルワールドネタ。タイムスリップネタはジェムでやったのでじゃあこれはスネハリで、ということで。(何)
大広間でのスネハリは、秘密の部屋映画版のハリーとハー子のハグ映像がチラチラと浮かんだので、つい抱き着かせてしまいました。が、どうしてもスネ先生を跪かせたかったのでロンとハー子の様に直前でブレーキに変更。(笑)
基本的にウチのスネ先生は公私共に「ポッター」と呼ぶんですが、今回はこちらのスネ先生との目に見える差を出したかったので敢えてハリーと呼ばせました。
それにしてもスネハリ、私、呪われてます?スネハリ書くたびに急激な睡魔に襲われたりやる気がゼロになったり体調崩したり話は浮かんでるのに全く文章が書けなかったり・・・。
ああ、これはやはりこなおに一任しろと、そういう事ね。うん、そうだわ、きっとそう。
ていうか、ウチのキャラにTPOを考えるという頭のある奴はおらんのか。
本当はオチとして、向こう側のハリーとスネイプの関係もこちら側のハリーとスネイプを見てちょこっと変わっていく様な仄めかしをいれるつもりでしたが、もう潔く向こう側のハリーとスネイプは犬猿の仲のままで居てもらう事にしました。(爆)
(2003/07/04/高槻桂)

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