一歩女体ネタ。(宮一版)

女子プロボクシングが本格的に始動したのは1999年らしいです。
ということは未だ90年代の一歩の世界では無理ですね。ええ。

ということでいぽ女体ネタ続き。


「はい、幕之内で…あ、鷹村さん、どうしたんですか?え?晒しですか?今日は夜だけジムに行くつもりだったのでまだ巻いてないですけど…はあ、船が帰ってくるまで伝票を整頓しようかと思ってたんですけど…ええ、ウチにずっといますけど…どうかしたんで……切れちゃった」
そんな電話があってから暫くして貴公子が尋ねてきますよ。(ジムから猛ダッシュで)
ガンガンガンガンガンッ!!(玄関叩く音)
「はいはーい!今開けます!」ぱたぱたぱた〜。
「はい、どちらさっうわっ!?(胸倉掴まれた)みみみ宮田くん?!」
「てめえ何で新人王出てねえんだよ!!」
「あわわごごごごめんなさいごめんなさいー!!!(半泣)ボク女だからプロになれないんですー!!!!


間。


「…………ハ?」
りぴーつあふたーみー?
「あの、ボク女の子らしさなんて全然無くて、信じてもらえないかもしれないけど、でも、プロテスト受けられないのは事実で、その…」
貴公子の耳にはきっと届いておりません。貴公子は先程の言葉を理解するのに必死です。


再びの、間。


「…あ、あの…宮田くん…?」
「………オンナ…?」
「あ、うん…」
思わず手を放す貴公子。そして目に付いてしまった胸の膨らみ。
明らかに胸板ではなく、むしろ豊満…な………


il||li○| ̄|_ il||li


「みみみ宮田くん?!だ、大丈夫…?!」
「…あの時、ウチに来たのはもしかしてその為、か…?」
「えっ、あっ……う、うん……ごめん、なさい…」
え、何、もしかして俺が先走ったのが悪かったのか?だって仕方ないだろ誰が自分を負かした相手が「実はボク女なんだ」なんて打ち明けに来ただなんて思うんだよていうか会長は
「会長は知ってんのか…」
「えっ、う、うん…」
知 っ て ん の か よ !!
「最初は凄く怒ってたんだけどね、ボク、どうしてもボクシング続けたくて…」
何かもう一気に色々が空しくなった貴公子。
しかしどちらにしろ一歩が鴨川に居る以上、負けた相手(しかも女!)と同じジムに居るなんて自分のプライドが許さないから結局知っていたとしても移籍してた可能性大であっていやしかしプロで戦うためだという理由があったからこその移籍であっていやしかし(エンドレス)
そして脱力している貴公子にとにかく間を持たせようと事情を語る一歩。
苛められていた所を鷹村が助けてくれたこと。
気を失ってしまった自分をジムに運び込んだこと。
いじめっ子対策にボクシングをやってみるかと誘われたこと。
女一人男の園に飛び込むのは危険だから男と偽ることになったこと。
宮田とのスパーが決まったときに全て打ち明けようとしたのを鷹村に止められたこと。
(やっぱりあの人(鷹村)が原因かァァァァ!!!)
一歩は鷹村が自分のためを思って言ってくれたんだよ、と説明すしますが、鷹村と付き合いの長い宮田はそれが単に自分が楽しいからだと知っているので内心で鷹村にブチ切れ。
(てめえの暇つぶしに人の人生変えてんじゃねえええええ!!!)
しかし哀しいかな、鷹村が自分の楽しみのためなら人の人生なんぞ気にしちゃいないだろうことを宮田は身をもって知っているのだった。(爆)
そうして一歩が女だということが宮田に発覚。
(そういや確かにコイツ、最初の頃は太ってたから気付かなかったけど、男のクセに肩幅狭いし撫肩だし…胸筋が発達してると思ってたのは単にさらしで潰しきれなかった胸がそう見せていただけか…余計な肉が落ちて下半身が引き締まった分、余計目立つ…)
晒しを巻いてない状態の一歩をじろじろと見る貴公子。最初こそボクサー視点で見てたのに、ふと
(ホントでけえなコイツの胸…)
とか思っちゃってああああ何考えてんだよオレ!!みたいな。イヒ☆
で、朝のロードとかで偶に会うんだけど、最初はもうコイツは女、みたいな意識しまくりなんだけど、次第に別にどうでもよくなってきて寧ろ一歩が女だって事忘れ始めるんだよ。
忘れるというか、考えないようにしたというか。
こいつがボクシングを心底好きだということも、努力してることも、結果、自分を負かすくらい強くなったことは事実だから、それは認める、みたいな。
次第にロードの時間を一歩と会える時間帯に合わせていくようになり、最初は全く無意識なんだけど、一歩の「最近よく会うよね!嬉しいな!」の一言で自覚。アレ?オレ何してんの?的に。
そこから貴公子の思春期が始まるのですヨ。にたり。
(続く)

次回は一歩の周りの人々。
伊達とセンドゥー。

 

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