あいうえお題
遊びにはちょっと向かない (パッカ×達海/ジャイアントキリング) ずるりとパッカの体内から飛び出してきたそれに達海は息を呑んだ。 人のそれより太く長いそれの表面には凹凸があり、赤黒く体液に濡れていた。 グロテスクなそれにごくりと喉を鳴らす。 それが恐怖からか期待からかは達海自身分からない。 けれど足をつかまれ、大きく開かされると恐怖が勝った。 「や、め、」 けれど押し当てられた熱の熱さにすっかりどろどろに解されたそこが反応する。 「あ、あ…」 恐怖と快楽への期待が入り混じった声を漏らし、達海は押しつけられたそれを凝視した。 「ひ、あああああっ!!!」 身体が裂かれるかのような衝撃に達海の唇からは悲鳴が上がる。 けれどパッカは腰を進めるのを止めようとしない。 「ああああ!!」 声を上げていなければ意識を飛ばしてしまいそうだった。 永遠かとも思えたその侵攻はやがてぴたりと止まり、それが根元まで咥え込まされたのだと気付いた。 「あ、あ、あ…!」 あれだけの体積を誇ったものが今自分の中に埋められている。 はっはと息を吐きながら達海はシーツにしがみ付く。 喉から内臓が出そうだ。達海は内心で失笑した。 「ひあ!」 達海の意識が逸れた瞬間を狙ったかのようにパッカが腰を動かし始めた。 「あっ、やっ、もっとゆっくり…!」 ずるりとギリギリまで引き抜かれ、また根元まで押し込まれる。 パッカは達海の懇願も聞くつもりは無いらしくその細い腰を掴んで手荒く腰を進めた。 「やっ、あっ、あっ、ああっ!」 肉厚な鎌首やでこぼこしたそれが内壁を擦るたび達海は悲鳴とも嬌声とも取れる声を上げた。 下肢がじんじんとして熱い。良いところばかり擦られてどうにかなってしまいそうだ。 「あっ、あっ、もう、いっちゃ、あっ、ひあっ、ああっ!」 達海の限界を感じたパッカが一層腰の動きを早める。 その激しい動きに引っ張られて達海は一気に絶頂へと駆け上った。 「あ…は…」 達海が精を吐き出すと同時にパッカが達海の中で射精する。 「あ、や、うそ、や…!」 その量は人間の何倍あるだろうか、未だ吐き出されるそれに達海の身体がびくびくと震える。 「あ、あ、も、入らね…!」 受け止め切れなかった精液がごぽりと音を立ててそこから溢れ出した。 ばたた、と音を立ててシーツを汚していくその白濁の量に背筋がゾクゾクする。 「あ、抜いたら…!」 萎えても大きさを誇るそれがずるりと引き抜かれ、それと同時に大量の精液が溢れ出た。 「あ…あ…」 もうこのシーツ廃棄するしかない。 達海はどこか遠くでそんな事を思った。 *** そんな夢を見たので形にしてみた!!!ヽ(゚∀゚)ノ いとしさは込みあげて来るもの (後藤×女達海/ジャイアントキリング) ※前中後の後です。 後藤とのセックスはきっと気持ちが良いに違いない。 そう思っていたのだが、これが想像以上だった。 最初こそ羽で擽るように柔らかな愛撫を繰り返していた後藤は、次第に雄らしさを滲ませていった。 女としてのそこを指で暴かれたとき、村越より長い指の感触に達海の背は震えた。 あのいつもはパソコンを叩いたりしている指が今は自分の中を擦っている。 ちゅ、ちゅと何度も顔に口付けられ、その心地よさと下肢から響く快感に達海は身を捩った。 指を増やしても大丈夫かとの問いかけに頷くと、ゆっくりと指が増やされる。 それをもう一度繰り返して三本の指を受け入れる頃には達海の身体はとろけそうだった。 も、いいから、はやく。 達海がそうせがむと後藤は歯でスキンのパッケージを破り、そそり立った自身に装着させる。 その姿に達海はとうとう後藤と一つになるのだとぼんやりと思った。 ぴたりとそれが押し当てられ、達海は一瞬身体を引きそうになる。 怖くなんて無いはずなのに、何故か無意識に身体が動いた。 大丈夫か、と優しく問われ、大丈夫、と何とか笑う。 力を抜いて、と言われ、達海は漸く自分が身体を強張らせていたことに気づいた。 優しくするから、とまた軽い口付けを何度も落とされ、達海の身体から漸く力が抜けた。 その瞬間を見計らって後藤が腰を進める。 一瞬痛みが走ったが、動きを止めようとした後藤に大丈夫だと微笑った。 そしてとても長く感じた数秒間。 全部、入ったぞ。そう言われてきつく閉じていた目を開ける。 そこには欲と理性のせめぎ合う色を湛えた後藤の顔があって。 ああこいつ、我慢してるんだな、と達海は悟った。 俺をよくさせることばかりで、自分の事は二の次で。 そんな後藤に達海は胸が熱くなった。 と、同時に締め付けていたらしくて、あ、こら、と後藤に苦笑された。 俺のナカ、イイ? そう問いかければ、良すぎてイキそうだ、と応えが返ってきて達海を満足させた。 動いて、ごとう。 いいのか? いい。動いて。 くん、と奥を突かれ、達海の背がしなった。 ぐっぐっと細かい律動に達海の唇から甘い声が漏れる。 達海、たつみ、と後藤が囁く。 その声に応えてやりたいのに、自分の唇から漏れるのは言葉として意味を成さない声ばかりで。 次第に深くなっていくストロークに達海は後藤の背中にしがみ付いた。 いく、おれ、いっちゃう…! 上手く言葉になっていたかは分からない。 けれど意味はちゃんと後藤に伝わっていた様で、俺も、と耳元で囁かれた。 一層激しくなるストローク。 迫り来る快楽の波。 瞬間的なスパークに意識を飛ばしそうになる。 何とか意識を繋ぎとめて荒い息を吐くと、脱力した後藤が体重を預けてきた。 勿論、全体重を乗せてきたわけではない。そのままきつく抱きしめられ、達海は心地よさに目を閉じた。 誰かに強く抱きしめられることがこんなに心地よいものだと、初めて知った。 *** ゴトタツ初夜編でしたー。 薄着厳禁 (有里&女達海/ジャイアントキリング) ※前中後の中の後くらい。 「そういえば達海さん、下着ってどうしてるの?」 有里の問いかけに達海は小首を傾げる。 「どうって?」 「ほら、女性の時の下着。まさか男物着けてるわけじゃないでしょ」 「え、男物だけど?」 すると有里は数秒の沈黙の後、え、じゃあブラは?とこそりと聞いてきた。 「着けてない」 「えー!駄目だよそんなの!つけないと形崩れちゃうよ!」 「いいよそんなの」 「良くない!」 有里は引き出しからメジャーを取り出すと達海の腕を引っぱって達海の部屋へと連れて行った。 「達海さん、脱いで」 後ろ手に鍵をかけながらの有里の言葉に達海は我が身を抱きしめて退いた。 「え、なに、何なの」 「サイズ!測るから上脱いで!」 「…サイズ?」 いいから脱ぎなさい!と上着を引っぺがされてしまう。 「ちょ、ちょ、有里、落ち着け」 「ほんとに何も着けてない!」 白いシャツに透けて見える突起に有里が信じられない、と声を上げる。 信じられないのはお前の行動力だ、と達海は思ったが抵抗は無駄だと悟って大人しくする事にした。 シャツの上からの採寸は擽ったくて動いてしまい、何度も有里に叱られた。 「…よし、じゃあ買ってくるから」 「…何を?」 「何って、ブラ」 当然でしょ、と言う有里にいらないよそんなのーと反論するが有里が聞き入れることは無かった。 そして後日本当に買ってきた有里に着け方の指導までされ、上半身の強烈な違和感に達海は泣きそうになった。 *** 初めてブラを着けた時、余りの違和感に悶えた記憶がある。(笑) え、そうなの? (??/ジャイアントキリング) ※前中後その後です。 いつまで親と一緒にお風呂入ってた? 友人の問いかけに美幸は首を傾げた。 「え?私お母さんとは今でもたまに一緒にお風呂入るよ」 女の体の時限定だけど、と付け加えても、それでも友人達はえー、と驚きの声を上げた。 「うっそ、マジで?中学にもなって親と一緒とかあり得なくない?」 「マジありえないって」 「そうかなー。弟とも一緒に入るよ?」 「弟はまだ小さいんでしょー。それはわかるけど、親とは私、四年生くらいで卒業したよ」 「私は五年生ー」 友人達の言葉にそんなもんかなあと美幸は思う。 さすがに父親とはそれこそ小学四、五年生あたりから一緒に入ってないが。 それでもそこまで反応されるとは思ってもみなかった。 「美幸んちって仲良さそうだもんね。いつも見てて思うけど」 「ほんと、いっつもラブラブオーラだしてるよね」 「うん、お父さんとお母さんもよく一緒に入ってるよ」 そう言うと友人達はマジで?と身を乗り出してきた。 「うん。一時間くらい平気で入ってる」 すると友人達はキャーと黄色い悲鳴を上げた。 「それってお風呂でエッチな事してるんじゃないの?」 一気にテンションの上がった友人達とを尻目に美幸はうーん、と首を傾げる。 「多分そうなんだろうと思って、二人が一緒にお風呂入ってる時は風呂場に近付かないようにしてるけど…」 「でもさ、嫌じゃないの?親がそういう事に使ったお風呂に入るのって」 「別に私と生海は一番風呂だし、そういうのはお父さんがちゃんと掃除してるから問題ないと思ってるけど」 美幸って理解あるねー。友人達が頷く。 「私だったら親がそんな事してた場所に入りたくないよ」 「ていうか私なんて親の寝室自体入りたくないー」 仕方ないよ。美幸は肩を竦める。 「だってあの二人、いい年して未だにラブラブなんだもん。それくらい大目に見てやらないとね」 「美幸って大人ー」 「誉め言葉として受け取っておくー」 美幸は友人達とけらけらと笑い声を上げながら帰る準備を進めた。 *** 美幸って反抗期なさそうだな、と書いてて思った。 乙女の事情 (??/ジャイアントキリング) ※前中後村越編その後です。生理ネタ注意。 なにこれ、どうしよう。 それを発見したときの幸乃の第一思考がそれだった。 下着に僅かに付着した鮮やかな赤。 硬直した次の瞬間にはそれが初潮だと気づいた。 授業で習っていたし、友達の中にも既に来ている子が居たのでその内自分も、なんて思っていた。 けれど実際に目にしてみると衝撃の度合いが違う。 とりあえず、まずどうしていいのかがわからない。 当然、生理用ナプキンなんて用意してない。 ティッシュを重ねて当てておいたほうが良いだろうか、と思ったがそれも嫌だ。 とりあえず何事も無かったかのように下着を穿き、保健室に駆け込んだ。 保健室でナプキンを貰い、着け方を教えてもらってまたトイレに駆け込む。 初めてのそれの違和感に呆然としながら保健室に戻ると、保険医は丁寧に色々と教えてくれた。 それは殆ど授業でも聞いたことだったけれど、改めて自分がその身になってから聞くとまた違って聞こえた。 親御さんにはちゃんと報告してあげなさい、という保険医の言葉に一瞬詰まりながらも頷いて教室に戻った。 その日は家には帰らず、クラブハウスへと向かう。 練習はもう終わっており、選手達はいなかったが今日はそれが逆にありがたい。 「有里さん!」 廊下で目的の人物の後姿を見つけると、幸乃は有里に駆け寄った。 「あれ、どうしたの、幸乃ちゃん」 「実は有里さんに相談があって…」 私に?と首を傾げる有里にこそりと事の顛末を話す。 すると有里は「おめでとう」と笑った。 「でも確かに達海さん達には相談しにくいでしょうね。よし、じゃあこれから二人でお買い物行ってこようか」 幸乃がこくりと頷くと同時に会議室の扉が開いて達海や村越を含むコーチ陣が出てきた。 「あれ、幸乃。お前なにしてんの」 二人に気付いた達海が声をかけてくる。 「何だっていいじゃない!有里さんとの秘密なの!」 保険医の言葉が甦ったが、気恥ずかしさから口を着いて出たのはそんな言葉だった。 「行こう!」 そうなるともう後に引けなくて、幸乃は有里の腕を引いて出口へと向かう。 「いいの?幸乃ちゃん」 「いいの!」 足音荒く出て行ってしまった幸乃と有里の後姿を見送って、達海は村越を振り返った。 「何あれ、反抗期?」 *** 幸乃は反抗期あったと思う。と思いつつ書いた。ら、こうなった。(爆) |