表ちゃんの名前についての考察。


最初の頃はまだなーんも決まってなくて、ただ神官セトとアテムの身内の女体表ちゃんのネタがぼんやり浮かんでただけでした。
表ちゃんの名前もまだムトアンクじゃなくて他の名前でした。
が、たまたま見つけたセトオモサイトさんとモロかぶってたので急遽変更。
一時やたらヌト神に拘っていたのですが、やはりどうしてもしっくり来なかったのでムト神に変更してアンクを付け足してムトアンクになりました。
その時なんか知らんが「慌てたセトが即興でつけた」という設定があったので、分かりやすく短絡的にしたかったんですよね。結果として気に入ってるんでいいんですけどね。(笑)
私の中で女体表ちゃんはイシスがイメージなのですが、男の子の、原作自体の表ちゃんはムトかヌトが語源かなあと思ってます。
王様=アトゥム、社長=セトは作者が答えてますが、イシズ=イシス、城之内=ネフティス説も結構メジャーかと思います。
そんな中、当の表遊戯は誰が語源名わけ?って感じなのですが。(他のキャラは今回触れません)
アトゥム神とはつまりはラーと同じと見ても構わないそうなので、つまりはラー、セト、イシス、ネフティスその周辺でそれらしき名前または内容の神様と言うと、ヌトとムトが二つともの条件を満たしているわけですよ。
詳しいことは各自調べていただくとして、表ちゃんを王様達の中で「どこ」に位置づけるか、で変わってくると思うんですね。

これはもうインスピというか、感覚というかイマジネーションで理解していただくしかないと思うのですが、

まず第一の分け方。
グループA=王様、表ちゃん
グループB=社長、凡骨、イシズ


第二の分け方。
グループA=王様
グループB=表ちゃん、社長、凡骨、イシズ


要は表ちゃんを「王様の器」として扱うのか、「現代人の一員」として扱うのか、だと思うのですよ。
その上での神のグループ分け。

アトゥム⇒第一世代
ムト⇒第二世代
ヌト⇒第三世代
それ以外⇒第四世代

世代って何さって感じですが、つまりはまずアトゥムが原初の丘ヌンから生まれた。つまりは一人目。第一世代。そこからシューとテフヌトが生まれ(第二世代)、その二神からゲプとヌトが生まれ(第三世代)、更にその二神からオシリス、セト、イシス、ネフティスが生まれた。(第四世代)
で、ムト神はというと、ムトはアメンの娘であると同時に妻であり、そのアメンとはラーと同義であると見てよい。
つまり、先ほどちらっと書きましたが「アトゥム=ラー」、「アメン=ラー」つまりは「アトゥム=アメン」ということで、強引だとは思いますがムトはアトゥムの娘、つまり第二世代ということになります

で、世代分けしたところで先ほどの王様たちのグループ分けとこの神様のグループ分けをあわせていきます。
まず第一の分け方はAが第一、第二世代。Bがそれ以降。第二の分け方は第一世代とそれ以降、となります。
独り神であるアトゥムだけを特別としてみるか、アトゥムとその娘であり妻であるムトとを人括りにして、それ以降と分けるのか、ということです。わかりますか?わかりませんね?私も書いてて混乱してきました。(爆)

つまり、表ちゃんを王様と同列にするなら「ムト」が語源だと考えるほうが普通だし、あくまで王様のみが特別なのだとするのであれば「ヌト」が語源であると考えるのが妥当かと思うのですよ。

ということで立場だけで考えるならどっちなのか迷うのですが、彼らの二心同体っぷりを見ていると、アトゥム=ラーとムトの父娘夫婦を持ってくる方がしっくりくるかな、と思ったので私はムト説を前面に持ってくることにしました。
先ほども書きましたがムトはラー、つまりはアトゥムの娘(子孫)であると同時に妻(伴侶)なのです。
それってまさしく王様と表ちゃんの関係だと思いませんか?どう考えてもあれだけ似てるって事は何かしら血が繋がっている(外見や立場から考えるに恐らくシモンとアクナムカノン王の妃、つまり王様の母親が父娘とかそういう事だと思う)と思うし、二人は「もう一人のボク」「相棒」と呼び合う仲ですからね。

勿論人それぞれ自論はあると思うのでどっちでもいいと思うし他の神でもいいと思うし寧ろ神自体関係なくてもいいと思います。
ただこういう細かい所まで設定が作られている作品はその一つ一つにどれだけの意味が隠されているのかを考えると楽しくて仕方ありません。
そして私はその設定の重箱の隅をつついた話を書くのが大好きです。(笑)



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