「ん〜、やっぱいいわ」
カーシュはさらりと言い退けるとさり気にショックを受けている二人を残して厨房へ向かいます。
「オーチャ、アイツ居るか?」
厨房で忙しそうに中華鍋で炒飯を作っているオーチャに声をかけると彼はこちらを見ないまま「いるぞ」と答えます。「ちょっと借りていって良いか?」
「ああ、構わんぞ。おい、皿洗い!」
オーチャに呼ばれ奥の流しから現れたのは元黒き風の隊長でした。
「「元」じゃない!現役だ!」
あらそれは失礼。皿洗いしてるトコしか見てないからつい。
「くっ・・・まあいい。・・・何でしょう」
渋々と言った面持ちの皿洗いルックなイシトを笑いそうになったカーシュは慌てて笑いを抑えます。
「ちょっと付合えよ」
「?わかった」

と言う訳で二人は食堂から出て行きました。後にイシトは「何やら三番テーブルから突き刺さるような視線を感じた」とその時の心境を述べたそうです。

何処へ行きますか?

 

カーシュの部屋。

屋上庭園。

 

TOPに戻る