すぐ目の前をてこてこと歩いていたのはアルニ村の宝玉・・・じゃなくて、セルジュでした。
「おい、小僧!」
カーシュはいつもの呼び方で彼を呼びとめます。
「?あ、カーシュ!」
呼ばれて辺りを見回したセルジュがカーシュの姿を認め、こちらに駆け寄ってきました。
「今日は蛇骨館で寝るって言ってたのに・・・どうしたの?」
「ん、昼飯食いに来た」
それだけでここまで来るのはどうなんでしょうね。それでもお人好しなセルジュはそんな事全く思わず「そうなんだ〜」と呑気に笑ってます。
「あ、そうだ。もう少し我慢できるならウチで御飯一緒に食べない?」
これは美味しいお誘いです。ですが当然、セルジュの家には親御さんがいらっしゃいます。
さてさて、どうしますか?