「あっれ〜?何でオマエがこんな所にいるんだよ?」
カーシュが素直に昼飯だと答えると、ツクヨミは「なーんだ」と詰まらなそうな声を上げました。どんな返答を望んでたんでしょう。
「てめえこそこんなところで何してんだよ」
「あたい?散歩してるんじゃないか。それくらいわかるだろ」
分からん。カーシュは心の中で即答します。
口出しすると反論されて多少面倒な事になると本能的に悟っているんでしょうね。
「ふーん。ヤマネコの傍に居なくても良いのか?」
「あたいは面倒な事はしない主義なの★」
そう言うと、ツクヨミは「あ!」と手を叩きます。なにやら面白い事を思い付いたようです。とは言っても面白いのは彼女自身のみでしょうが。
「どうせだからカーシュがヤマネコ様の仕事手伝えばいいジャン♪」
予感的中。カーシュは一瞬意識が遠ざかった様な気がしました。
「何で俺があのバカネコの手伝いなんかしなきゃなんねえんだ!!」